不妊症鍼灸治療チェックポイント~東洋医学的観点から(1)

不妊症患者さんの鍼灸治療にはいくつかの必須チェックポイントがあります。
初診の場合、必ず確認させていただくポイントです。

→ 1.下垂体の反応点

下垂体の反応点に痛みや圧痛がある方は、脳下垂体に異常(東洋医学的な異常、もしくは腫瘍がある場合)があります。
脳下垂体の異常は、生理不順を引き起こす場合があります。初潮以来生理が不順というような方は良性の腫瘍がある可能性もありますので、真っ先にチェックします。

下垂体はご存知、FSH、LHの分泌中枢です。
当院では厳密に28日周期以外(例えば29、30日でも)生理不順と見なし下垂体のチェックを必ず行います。

下垂体の反応がよくなり反応点を押しても痛みがなくなると、生理が28日周期に近づいてきます。生理周期が安定すると、メリットが多いですね。
タイミング法でがんばっている方は、12日目から14日、15日目くらいがんばってもらえれば良い訳です。
28日周期になれば、子宮内膜の厚みや、卵子の質も間違いなく改善されるはずです。

→2.子宮、卵巣の反応点

気穴(きけつ)水道(水道)
気穴(きけつ)水道(すいどう)
お腹にある「気穴」「水道」というツボが子宮と卵巣の反応点になっています。
ここに痛みや違和感がある場合は、それぞれの臓器に何らかの異常があると考えます。 鍼をして異常反応を取り除くと、臓器自体の機能も向上してきます。

→3.甲状腺の反応点

人迎(じんげい)は、のどぼとけの両脇、指で触ると脈を感じるあたり。
人迎(じんげい)
甲状腺の反応点は、首にある「人迎(ジンゲイ)」というツボになります。のどぼとけの両脇、脈を感じるあたりです。

原因不明で流産を繰り返している方は、多くの場合「人迎」に痛みがあります。 痛みを取り除けば、流産しない体になっていきます。
ここに痛みがある方は非常に多いので、当院では、流産経験が無い方でも必ずチェックしています。 甲状腺については、家族暦も確認することをお勧めします。 血縁で甲状腺機能低下、亢進、橋本病などの方がいたら、遺伝している可能性があります。 病院で甲状腺の血液検査が陰性でも、触診すると『陽性』という方がたくさんいらっしゃいます。 人迎を触れば2秒で診断できます。

→4.血糖値の反応点

皆さん想像すらしないと思いますが、砂糖を取りすぎていると妊娠しづらい体になってしまっています。糖分は、子宮と子宮内膜の状態を悪くしてしまうのです。
しかし、血液検査では数値に表れません。 ツボでいうと、「右関門」という所に反応が出ます。

血糖値の反応点は、肩甲骨と肩甲骨の間のあたり。
血糖値の反応点
肩甲骨の間がひどく凝る
ここで言う「砂糖」とは「糖質」のことで、砂糖菓子はもちろん炭水化物も対象になります。 白米・パンの食べ過ぎで、不妊症になっている事があるという事です。 
糖質の過剰摂取で不妊症になっている方は肩甲骨の間がひどく凝っています。
治療すると肩こりと同時に糖分で弱っている子宮や子宮内膜が驚く程によみがえってきます。生理血もきれいになり、塊なども消えていきます。