不妊症鍼灸治療チェックポイント~東洋医学的観点から(2)

不妊症の鍼灸治療にはいくつかのチェックポイントがあります。
不妊症鍼灸治療チェックポイント(1)でご紹介しきれなかったポイントをご紹介します。

→ 5.心因性骨盤内うっ血

名前からして、体に悪そうな感じですね。ストレスから骨盤内がうっ血を起こしていることをいいます。 うっ血とは、内臓の中の静脈や毛細血管内の血流が滞った状態のことです。

肩井(けんせい)は首の後ろを触りながら前に曲げたときに、でっぱる背骨(A)と肩先(B)を結んだ線の真ん中あたり。
肩井(けんせい)
骨盤内がうっ血していると、血液循環が悪いため子宮や卵巣に十分な血液が巡らず、酸素不足になってしまいます。
心因性骨盤うっ血を起こしている患者さんのチェックポイントは肩にある、肩井(けんせい)というツボです。 肩井を押すとかなり痛いので、「この人はストレス多いな」とすぐに分かります。
骨盤内がうっ血していると婦人科の臓器にも悪影響が出るうえ、肩も凝ります。 治療の際は、陰リョウ泉に鍼をして、肩井の反応を取り除きます。

→6.顎関節症と骨盤の歪み

顎関節症の反応点は、まさに顎の部分に触って痛みがあります。
「あごが開かない」「あごが鳴る」「口が大きく開かない」「開けると痛い」「噛むときに痛い」などの症状は、顎関節症です。 顎関節が原因となり、偏頭痛、肩こり、腰痛、生理痛など、顎以外にも様々な症状が出てきます。
顎関節症の症状がある場合、ほぼ100%の確率で骨盤も歪んでいます。
骨盤は、婦人科臓器の家のようなものですから、骨盤の歪みは不妊症につながります。

正常な骨盤とゆがんだ骨盤
正常な骨盤とゆがんだ骨盤

骨盤の歪みは、鍼で治ります。 矯正や、カイロなどの手技ではなく鍼治療で治ってしまうので皆さんびっくりされます。鍼で骨盤を治すというより、歪んでしまった原因を治すと言った方が正しいかも知れません。

→不妊症の鍼灸治療

チェックポイントを見ていていただくと分かるとおり、不妊症・不育症の治療には、知識と経験が必要になります。

いろいろな記事で繰り返し書いていますが、不妊症や不育症は、全身の些細な不調が積み重なって表れている症状の一つです。
体の不調の原因を探って一つ一つ治療し、肩こりや腰痛、頭痛など慢性化していた小さな不調を改善していくうちに、不妊症・不育症を原因から治すことができます。 小さなサインを見逃さないために、患者さんお一人一人の体の状態を注意深くチェックして、オーダーメイドの治療をしていかなければなりません。 的確な診断と治療で健康な身体を手に入れれば、自然に妊娠できるようになるのです。

当院に通ってみたいとお考えの方、まずは一度ご来院ください。 東洋医学的不妊症チェックポイントに当てはまる点が必ずあると思います。

不妊症で悩まれている方たちに、一日でも早くお子様を授けてあげたい。
この一心で治療に励んでいます。