一般鍼灸治療
小児鍼灸治療について
西洋医学では、大人・子供に関わらず体調不良についてそれぞれの臓器・器官の個別の問題と考え、個々の症状に対処します。
東洋医学・鍼灸治療ではその症状の原因、例えば血流の滞りや骨格の歪みを探っていきます。
歪みを原因とする症状は全身に及び、西洋医学では耳鼻咽喉科、脳外科、内科、眼科、精神科、整形外科、婦人科、小児科、皮膚科など各科領域にわたる通院が必要となります。
一般病院では原因不明と診断され対処療法的に投薬を受けていらっしゃる場合、多くの病院に通っても本当の意味で治癒しない場合、ぜひ一度ご相談ください。
不調の原因である骨格の歪みを鍼灸治療または置き鍼にて治療し、症状の改善、治癒に導いています。
蝶形骨、顎関節の歪み
お子様の鍼灸治療を行っていると、出産や過去の怪我・病気・事故といったいわゆる既往症の際に生じた骨格の歪みが原因となっている症例に多く出会います。
これらの大半は頭蓋骨の「蝶形骨」「顎関節」のゆがみが原因となっています。
鉗子分娩、吸引分娩、難産、お母さんの骨盤が歪みも一因となります。「頭部を強打」「鼻をぶつける」「転んであごを打つ」などの小さな事故も、ゆがみの原因となる場合があります。
お子様の成長にあわせた治療
子供の自然治癒力は非常に高く、治る方向に導いてあげると、急速に治癒に向かって活動をはじめます。 このため、成人の鍼灸治療と同等の刺激は必要ありません。 お子様の年齢に合わせて、治療方法を調整させていただきます。治療時間も5~15分程度となります。
- 0~3歳
- 診察後、プラスチック製の小児鍼で背中をさする、頭蓋骨矯正のためのツボを押すなど、低刺激の治療を行いますす。初回来院後はご自宅での治療方法をお伝えした上、一定周期でご来院いただきます。
- 4~12歳
- 診察後、手足に2~4か所に置鍼(貼る鍼、シール鍼)を貼って治療します。鍼の長さは0.3~1.5mm程度とごく短く、痛みもほとんどありません。
- 中学生~
- 大人と同様の鍼灸治療を行います。鍼が怖いという方は、置鍼(貼る鍼)のみの治療にする事も可能です。