鍼灸治療症例集
症例7テニス肘(ゴルフ肘)
40代 女性
1ヶ月前より肘の外側が、テニスでボレーをするときや、バックハンドで打ったときに痛みがある。夜、寝ていてもジンジンすることがある。整形外科や接骨院で治療するも、改善せず、友人の紹介で来院される。
所見
よく言われるテニス肘であるが、内臓下垂、骨盤内のうっ血が著名に診られ、糖のの代謝もよくない状態。肘だけでなく、婦人科疾患などもあり、内部環境の改善が必要な状態である。
治療
胃下垂を取るために、気戸、築ヒン、ユフ、肘関節の筋肉を和らげる処置。
週一回で4回目くらいより、肘の痛みが改善し始める。
バックハンド、夜の痛み・寝ている時の痛み(安静時痛)は消失する。
考察
内臓下垂から肩こり、背中の痛みなど、色々な症状が出ていたが、肘もそれに伴って起きているとみて、内臓下垂を重点的に治療したことで、普段からある肩こりや背中の痛みが改善された。
バックグランドの悪い部分が取れたため、肘に対する処置も効果が出たと思われます。