鍼灸治療症例集
症例13背中の痛み(首の付け根から肩甲骨の上にかけて)
40代 女性
首の付け根から肩甲骨の間がいたい、凝り感があり、右のこめかみ辺りに頭痛がある。
所見
慢性の扁桃腺の炎症がある。顎関節症の既往歴がある。
痛みの出ている場所は、顎関節症からの影響も考えられる。
腹部お血あり。
治療
顎関節症に照海、ユフ、尺沢に鍼をして15分置く。15分後 頭痛は消失。
うつ伏せになり、臀部の会陽に鍼。首が楽になる。
健康維持の為に月に2回程度 鍼灸治療中。
考察
頭痛、肩こり、腰痛など症状を多くお持ちの患者様は、症状の出ている場所に刺激をする事よりも、何が原因になっているのか、よく診察をすることが重要であり、今回の場合は、過去に顎関節症を発症していることが、根本の部分にあった。そこをメインに治療して行く事で、いくつもの症状の改善が見られた。
顎関節症は、肩こりや、頭痛、腰痛の原因になっている事が多い。歯科矯正をしてから、インプラントをしてから具合が悪い、上記のような症状が出ている方は、顎関節の治療をする事で、症状が改善が期待できると思う。
お悩みの方は、是非ご相談ください。