鍼灸治療症例集
症例20外痔核(イボジ)
30代 男性
半年前にはじめて外痔核を発症。病院に行き、内服薬と塗り薬にて3週間で治癒。
今回は2日前より、肛門周囲のむず痒い感じがあり、ご自身で確認したところ、小豆ほどふくらみを肛門部に見つける。
所見
患部は確認せず、症状から外痔核と判断する。
治療
1回目 治療 腕の孔最(コウサイ) 頭頂部の百合(ヒャクエ)にお灸。臀部の左の会陽(エヨウ)に鍼。
三日後来院。1回目の治療後、むず痒い感じは消失。小豆大の外痔核は変わらず。
その後、一週間に3回、同様の鍼灸治療をする。発症から、15日で外痔核はほぼ消失。治癒とする。
再発予防のため、適度な運動とお灸を指導する。月に2回、健康維持のため、鍼灸治療を継続中。
考察
内痔、外痔核ともに、腹部及び骨盤内臓器の血液循環を良くする事で、肛門周囲の血流も改善し、腫れが引きやすくなってくる。
さらに、痔に関しては、お灸をする事で、むず痒い感じや脱肛感が消失していきます。
男性女性問わず、受診をためらっている方も多く、他の疾患(腰痛や肩こり)でご来院され、実は痔もあるんです!と言う事が多いのが現状です。
発症してから対処すると言うよりも、普段から、ならないように心がけることも必要です。食生活の改善、飲酒、喫煙、体重の増加。ストレスなど。生活習慣の中から蓄積したものが、症状となって現れます。
そういった自己管理と鍼灸の治療をしていく事で、再発予防につながります。
お悩みの方は是非一度、当院の鍼灸治療をご体験ください。
お問い合わせフォームから是非お問い合わせください!症状から多少なりのアドバイスも出来るかと思います。