鍼灸治療症例集
症例23膀胱炎
20代 女性
1週間前より下腹部の痛み、残尿感、肩こり、腰痛、背中のはり感などある。普段から腰痛の治療で来院されているが、膀胱炎が辛いとの事で鍼灸治療をする。
所見
下腹部に圧痛あり。背部の緊張感(交感神経が過緊張)。
治療
膀胱炎の特徴の中極、レイコウ、と言うツボに圧痛著名にある。圧痛点に補鍼をし皮内鍼をして一回目は終了。15分の治療。
翌日来院、残尿感、下腹部の痛みほぼ消失。念のため皮内鍼は2・3日固定したままにする。
考察
仕事柄、トイレに行くのを我慢することが多いようで、疲労が蓄積すると結果的に膀胱部に炎症が出て来るようです。
今回使ったツボは膀胱炎に大変有効なツボで、驚くような治療効果が診られます。
もちろん、その他の原因疾患に対する治療も大切になります。
膀胱部の違和感がなくなった事で、背中の緊張感もなくなり、体が楽になったとの事でした。