鍼灸治療症例集
症例10内臓下垂から来る肩こり
30代 女性
数年前から両肩が凝り、常に重い荷物を背負っている感じ。腰痛もある。
とにかく常に肩が凝ってしょうがない。
昼間は頻尿気味だが、夜間は頻尿の症状はない。
治療
内臓下垂から生じる肩こりと診断。痛みのある肩に直接鍼を打つ治療はせず、下垂に効くツボを使用し、内蔵の位置を整えるための処置を行う。
治療後、肩の重みは6割減。その後5回の治療で数年間続いた肩こりをほとんど感じなくなる。
考察
昼間の頻尿は、内臓が下垂し膀胱を上から圧迫している証拠。
肩こりが取れると同時に昼間の頻尿も改善された。治療前は午前中4・5回トイレに行っていたが、朝一回でお昼まで行かなくても済むようになる。