まこと鍼灸院 MAKOTO SHINKYUIN 不妊症鍼灸・不育症鍼灸・一般鍼灸

まこと鍼灸院
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症例15ギックリ腰

70代 女性

一昨日、腰痛があり、近くの病院で治療を受けたが、翌朝、身動きとれぬほど痛みが出る。何とか一人であるいてこれる状態。椅子から立ち上がることが出来ない。

所見

脈は沈遅。腎虚。腹部お血があり、骨盤部の血流が悪く、肩こりもある。
女性ホルモンのバランスも崩れている。

治療

京門、生辺、大腸兪、右の築ヒン。 10分間の置鍼。骨盤部の軽い矯正。

2日後、連絡があり、痛みは大分引き、歩くことが出来るようになったとの事。以後、3回治療し、痛みは消失する。

ホルモンバランスや胃腸の調節のため、月に一回の割合で治療中。経過は良好。

考察

痛みが出たときに、患部を強く刺激してしまい、反動で痛みが倍増してしまった。

患部の治療は最小限にし、関連している経絡の状態をみて、足や手のツボを使い治療して行く事が、この場合大切になる。

急性期の治療は、患部への刺激は極力避けるべきで、経絡の異常を性格に捉え、治療していく事が早期治癒につながると思う。

腰の激痛のため、歩行不能。初回、ベットに横になる事ができず、座位にて仙骨周辺に針、と置き針を張って帰宅していただく。

翌日、痛みが50パーセントとれ、治療できる状態になったため鍼灸にて、全身疲労を取るべく治療を施す。

肝臓の弱りが顕著にみられたため、肝を補い、仙骨周辺に鍼をし、脊柱起立筋を緩める。

治療前、ベットに横になるのが辛かったが、起き上がるときは非常にスムーズになる。立位で腰のあたりを確認していただくと、かなり軽くなっているとのこと。

その後、仕事などでどうしても腰に負担をかけるせいか、完全にすっきりするまでに5回ほど治療をする。

ギックリ腰の早期治癒には、急性期の一番辛いときに、鍼灸で疲労を取り除くことが、大事な事であり、患部に対しての強い刺激はなるべく避けるべきだと、多くの症例をみて感じます。

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