鍼灸治療症例集
症例30右足ふくらはぎの痛み
40代 男性
足一ヶ月前より、右足のふくらはぎが痛く、夜寝ていても痛みがある。足を屈伸することが出来ない。
所見
坐骨神経痛、腸骨ソケイ神経症。
肝臓部の圧痛、腹部お血あり、内臓部の血流不全がある。
治療
肝臓及び腹部の血流の改善のために、臀部の会陽に鍼。首と肝臓部の圧痛がとれる。仙骨周囲に鍼。
同治療を1週間に3回を施し、ふくらはぎの痛みは消失。屈伸が出来るようになる。
現在も月に1回程度、鍼灸治療中。
考察
一般的な坐骨神経痛の治療と、内臓(特に肝臓)の血液循環を改善する事で、神経痛の痛みが早期に改善した。
今回の場合、主たる原因は、内臓部の血液循環が悪く、足に行く血流や神経の流れを阻害していたと思われる。