鍼灸治療症例集
症例33膝の激痛
50代 男性
2日ほど前から、膝が曲がらない。来院時は歩行困難な状態。
立った状態で膝を持ち上げることが出来ない。ベットに仰向けで横になり膝を曲げる、伸ばすが激痛で出来ない。とにかく痛い!!何とかして欲しい。と言う事で知人の紹介で来院される。
所見
腹診、脈診、触診で異常は見つからず、やや脈拍が速い。これは、痛みによって一時的に脈拍が亢進している状態。
治療
一回目の治療で痛み80パーセント改善。歩行が楽で、本人も驚いている。
診察台で仰向けの状態で、膝を曲げることが出来る。治療前は曲がらなかった。
曲げた状態から伸ばすことが少し困難ではあるが、劇的に痛みがとれた。
楽になりましたと言って帰っていかれました。
考察
診察の結果、骨盤部の筋肉の疲労から来る、膝関節の屈曲障害とみて、仙腸関節付近の硬い筋肉をゆっくりと鍼でほぐした。
治療はその部位のみ。時間にして20分の治療で、来院時の激痛が即座に改善された。
今回は、腹部所見で悪い所が無く、年齢的にも若かったことが、早期改善につながったとおもわれる。
高齢で女性の場合、このように即座に痛みは改善されないが、原因をしっかりと把握する事で、症状は確実に改善されます。
是非一度、当院の鍼灸治療をご体験ください。